いなばにっき

とある大学助手のだらだら日記

スポンサーサイト

いなばにっきはblog.1783.orgに引っ越しました。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

システムを作ることと手放すこと

いなばにっきはblog.1783.orgに引っ越しました。

職場の情報方面リプレイスの原案を作る時期になっています。
この手のお仕事を始めて以来、なんだかリプレイスとは縁があって、院生時代(院生をやりながらネットワーク管理もやらせていただいてた)から、初職、前職と、必ずリプレイスを経験させてもらってます。

今回のリプレイスは久しぶりに主体的に関われるリプレイス。初職ではリプレイスの仕様を決める管轄ではなかったしそもそもドぺーぺーだったので意見を求められて発言する、というレベル。それでもリプレイスのやり方やその大変さについては肌で感じることができて、今でも貴重な経験だったと思っています。前職では、人生初の国立大学ということもあって、官報ってなにそれ健康にいいの?くらいの勢いだったので、いわゆる国立大学ノリの固い仕様が出来上がっていくのを眺めていく、という感じ。むしろ、自分が積極的に関わっていたプロジェクトの構築の方がリプレイス作業には近かったかもしれないくらい。

そんなわけで久しぶりに思うところを言っていい(と勝手に思っているだけかもしれないけど)リプレイスは院生の頃以来でなんだか妙に楽しくて、変に張り切っています。そのあおりを受けて面倒な話に付き合わされてしまっている職場の皆様には結構申し訳なく思っていたりします。

普段、「俺は学生に教えるために大学に残ったんだ、授業持たせろ、クラァ」的な勢いではいますが、実際問題として大学運営側から見たら、学部につけるよりはセンターに置いておくほうが使い勝手がよく見えるだろうし、自分自身の仕事のありようから見てもセンターの仕事はなんつっても楽しいし、その意味では現状の「情報方面の一回分だけの出前講座」という立ち位置は妥当だと思っています。あー、でもパーマネントにはなりたいな。あといずれはゼミ持ちたい、うん。

あ、脱線した。

そうじゃなくて、リプレイス楽しいな、ってな話。なんつーても、今我々の部署であーだこーだ言って固めた仕様が、今後数年間のうちの大学の情報方面の方向性に一定の影響を与えてしまうわけだから責任重大。楽しいな、なんぞと言っているだけでなく、少なくとも数年後までの趨勢をある程度見極めていかにゃならんし、さりとて予算には限りがあるわけで、でも、あんまり予算に引っ張られて、数年後に使い物にならんシステムをつくっても仕方がないわけで。

そういう作業をしていると、いつも思い出すことがあります。

初職に就いたタイミングが年度末ぎりぎりだったこともあって、院生時代に管理していたネットワークは、変な言い方をすると放り出してきたような感じでした。立ち上げから5年間(4年間だったかな)ずっと面倒を見てきたシステムだったし、自分が作ったという意識はあったし、実際、かなりな部分私に依存していたので、「俺がいなくちゃ動かない」という思いはありました。にもかかわらず放り出して初職に就いてしまったので、夏前くらいまで、遅ればせな引き継ぎマニュアルをつくったりなんだかんだで結構出身校に戻っていました。

で、出て行くときには「俺がいなくちゃ動かない」と固く信じていたネットワークなりシステムなりは、私がいなくても全然健全に動いているわけです。何もトラブルが起きていないわけではなく、トラブルが起きても、残ったメンバーできっちり運営されているわけです。

今思えば当然だし、むしろそれが正しいあり方なんだけど、最初はある意味ショックだったなぁ。でも「俺がいなくてもシステムは動く」という経験はとても重要だったと今になって思っています。あの衝撃は、あの時点で(いろいろな意味で私が若かったうちに)味わっておいて本当によかったなぁ、と。

その後、大学を転々とする根なし草稼業に突入したわけですが、いろいろな大学のシステムをつまみ食いしているおかげで、良くも悪くもそれらのシステムを比較しちゃう癖はついたかもです。もちろん、システムの良し悪しは横に並べて比べられるような代物ではなくて、その大学ごとの経済的な、人的な、政治的な理由を背景にしてつくられるのですが。

そうやっていくつかのシステムを見てみると「人が入れ替わっても動く」という意識のあるシステムをつくりたいなぁ、と思うわけです。前職で私の前任者の方(微妙に時期がずれているので面識はないんですが)は、非常にそのあたりの意識の高かった方らしく、前職に着任した時に、膨大な量の作業ログとその説明が残っていたことに驚いた記憶があります。案の定というにはあまりに皮肉なのですが、前任者の方がその職場に在籍されたのは非常に短い期間で、私がその仕事の半分ほどを引き継いだ形になります。他のメンバーが同じような濃度で文書を残していたかというとそんなことはなく、むしろ前任者の方が残した文書の陳腐化が進行していました。前職については、私もその陳腐化を食い止める努力をしたとは言えず、数年で退職してしまったので、その点については悔いが残っています。

あ、また脱線してる。

え、えぇと要するに、リプレイスって難しいな、と。
自分自身というかリプレイスに関わる人たちはもちろん真剣にいいシステムを模索していくんだけど、その模索の過程の熱気というか「どうしてそういう結論になったのか」的な情報はどうしても残りにくいので、結局「俺にしかわからないシステム」になったり、挙句「俺がいないと動かない」という誤解につながっちゃうんだろうな、と強く思うわけです。
だからどーした、ということでもないんだけど、なんといっても「明後日の自分は自分じゃない」と明言できるくらい記憶力の弱い私のことなので、可能な限りリプレイスに関わるあれこれは文字に起こしておきたいなぁ、と思っています。いずれ役に立つかもしれないし。立たないかもしれないけど。

そういえば初職の時につくった、小さな業務支援のシステム、つくってからもう6年目になりますが、まだ現役で使っていただいているようで、今でもアクセスできるのを確認して(そして、実際に使っていただいているのを確認して)非常にうれしく思っています。作ったときはまさか5年以上も使うとは思っていなかったし、自分が離れてメンテナンスしなくなってからはどうなるんだろうと心配していましたが、最低限の引き継ぎをしただけにも関わらず、どうにか安定稼働しているようです。ありがたやありがたや。どこの誰とも知れないメンテナの方には感謝です。

…で、結局何が書きたかったんだっけ。

思い出した。

結局のところ、数年後にはまたリプレイスが来るわけだし、その時には、今作っているシステムのアラも見えてくるだろうし、その意味でまた手放さなくちゃいけなくなるんだけど、ま、それでも今できることはきちんとやって、少しでも陳腐化しないシステムにしなきゃね、ということを自戒のために書いておこう、という趣旨でした。なんじゃそりゃ。

« Prev|Top

HOME

いなば

Author:いなば
とある私立大学のダラダラ助手。
機械には人格があると信じて疑わない。
最近、体脂肪率がすこ~し下がってとってもうれしい。

あわせて読みたい

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

ネットショップチャットレディSEO対策SEO誕生日プレゼントパワーストーン自動車

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。